私学助成署名運動
はじめに
本校のような教育一途の私立学校の生きる道というのは、授業料の値上げを押さえようとすれば、国や北海道の公費助成に頼る以外にありません。
日本は議会制民主主義の国なので、私たちの要求を訴えるためには、選挙・陳情、または署名運動などによって行政に働きかけるしかありません。道内、全国の多くの学校がこの署名運動に真剣に取り組んでいます。
私立学校を守るために私たちが出来ること、それは署名を集めること。署名は一人では力を発揮しません。たくさん集まれば、北海道や国をも動かすことができるのです。
みんなの力を集めましょう。ご協力お願いします。
私学助成ってなに?
この運動は公立学校と私立学校が、共に経済的負担の差がなく教育を受けることを目指す運動です。本校の場合、助成金とは国と北海道が学校に補助するお金の事をいいます。
国は「三位一体改革」で、06年度までに、4兆円の補助金をカットし、その8割を地方に税源移譲するとしています。北海道は「道財政立て直しプラン」で、07年度までに「(私学助成)道単独単独上乗せ補助の縮減(廃止を含む)」をうちだしています。
2003年度、一人あたり年間328,000円の補助がありました。一ヶ月あたりにすると約27,000円の補助になります。もし、この補助がなくなると、本校の校納金が1ヶ月29,400円なので、毎月56,700円も支払うことになるのです。私たちが何もせずに黙っていると、それが現実になってしまいます
私学助成は法律に基づいて行われています
- ・日本国憲法(第26条 教育を受ける権利)
- 全ての国民は法律の定めるところにより、その能力に応じて、等しく教育を受ける権利を有する。
- ・教育基本法
- 能力があるにもかかわらず、経済的理由で学校に郁子とが困難な人に、国と地方公共団体は奨学の方法を講じることとなっています。
- ・地方自治法
- 地方公共団体は、公益にとって必要があるときは、補助をする事が出来ます。
- ・私立学校法
- 教育の振興にとって必要があれば、学校法人に対して、国・地方公共団体は、必要な助成をする事が出来ます。
- ・私立学校振興助成法
- 私学助成の目的は、教育条件の維持向上、修学上の経済的負担軽減、経営の健全性の確保にあります。
署名用紙記入のポイント
- 鉛筆など消せるものはダメです。黒か青のボールペンで記入して下さい。
- 住所は、42番地16号を42-16のように多少省略しても構いません。
- 都道府県名は省略しても構いませんが、できるだけ記入して下さい。
- 同一家族は「苗字」を省略できます。また、「住所」を「〃」としても構いません。
- 直接請求署名ではないので、捺印の必要はありません。
- 署名は「国」「道」の両方に提出しますので、両方に記入して下さい。
- 1枚の署名用紙で10人分ですが、全て埋まらなくても有効ですので、一筆一筆を大切にして下さい。
- 知人に電話で確認をとり、代筆するのも一つの方法です。
私学助成、署名活動への疑問・質問コーナー
- Q1.北海道に住んでいないのですが・・・
- 居住地の制限はなく、日本全国どこでも結構です。
また、日本国籍を持っていなければいけないという制限もないので、外国人の方でも全く構いません。 - Q2.選挙権がなくても署名できますか?
- 選挙権の有無は関係なく、年齢の制限もありません。どなたでも署名できます。
- Q3.代筆でも構わないのですか?
- 同一家族であれば代筆は可能です。
友人等、他人の方でも、その方の了解があれば構いません。 - Q4.好きで私立にいかせているんでしょう?
- 行きたい人が、公立・私立に関係なく行きたい学校に行け、教育条件を良くするためにこの運動に取り組んでいます。
- Q5.うちは公立だから関係ないんですけど・・・
- この署名は公立小中学校の教育費の無償化や30人学級の実現も求めています。
また、自分の子どものみならず、家族・親戚・友人に私立学校に通っている人はいないでしょうか。
今、もしいなかったとしても、将来お孫さんや周りの人が通う事になるかもしれません。
私学助成削減の動きの中、そのような時のためにも「今から」という意識が大切だと思います。
私学助成金署名について
さて、今年度も私学助成署名活動の時期を迎えました。
12月の予算編成時期へ向けての署名活動です。
私学助成金は、私立学校にとって命綱です。
ごく単純に申し上げると、私学助成金がなくなってしまった場合、
本校においては授業料は2倍となってしまいます。
しかし、私学助成金削減の波は押し寄せてきます。
昨年度もたくさんのご協力があったにもかかわらず、
全国的に私学助成金は大幅に削減されました。
私立学校に通う子どもたちが豊かな教育を受けられるように、
その親御さん達の経済負担を減らすために、
ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
活動趣旨
全国3000万、北海道160万の署名数を目指しています。
運動期間8/23〜11/20
運動の目標
- 公私間の父母負担の格差解消を
- すべての私立高校で30人学級を
- 専任教員の大幅増員を
- リストラ等、家計急変世帯の生徒に授業料免除を
- 校舎改築など、設備に対する補助を
私学助成金署名のお願い
今年度も私学助成金署名活動のご協力を、インターネットを通じてお願いしたいと思います。
▼ 直接署名を集めて協力して下さる方 氏名・住所・署名用紙の枚数をご記入の上、 hokuseiy@hokusei-y-h.ed.jpまで送信下さい。 *大変恐縮ではございますが、返送の郵送代金をご負担していただきたく思います。 ▼ 代筆という形で協力して下さる方 氏名・住所・代筆による署名協力の旨をご記入の上、 hokuseiy@hokusei-y-h.ed.jpまで送信下さい。 →代筆は、その方の了解があれば構わないことになっております。 |
昨年度はインターネットを通じて、たくさんのご協力ありがとうございました。
おかげさまで、一昨年度の署名数を約13,000筆上回りました。
なお、住所や名前を書いて連絡が来たり、悪用される事のないよう、
「北海道私学助成をすすめる会」を母体として、
本校PTAと教師が直接国と道に提出しますので、ご安心下さい。